史上最も人気を博したゲーム機の一つであるゲームボーイ。
そのゲームボーイがサステナブルな姿になり復活するかもしれない。
もう実物を知らない世代も増えてきているが、当時夢中になっていた世代にとってはなんとも感慨深い出来事となるだろう。
ノースウェスタン大学とデルフト工科大学の研究者達が、充電いらずのサステナブルなゲームの開発に取り組んでおり、その検証実験にゲームボーイが使われているのだ。
This Game Boy Doesn’t Use Batteries-It Runs On Swipes And Solar Energy https://t.co/i9gqHaMQ8f pic.twitter.com/JisHQ7s0zi
— CitizenWonk #DCStatehood 💉 (@CitizenWonk) September 16, 2020
ゲームボーイの発売当初は単三電池で駆動しており、家には常に予備の電池が蓄えられていた。その後のバージョンアップで充電式に移行し、バッテリーすら必要のない「ゲームボーイ3.0」とも呼べるこの小さなマシンは、次のレベルに向かおうとしている。
どのような仕組みでそれが可能になるのだろうか。
なんと、ゲームをしている時の「ボタンを押す動作」をエネルギーに変えるのだという。さらに、ディスプレイにはソーラーパネルが搭載されており、太陽光からもエネルギーを生成することができる。
また、このゲームボーイではセーブボタンを押す代わりに、データを保存するための新しい手法が取り入れられている。不揮発性メモリによってミリ秒単位でデータの保存・復元ができるようになっているのだ。
これは例えば、スーパーマリオをプレイ中、ジャンプアクションの途中で電源が落ちてしまっても、中断されたところから再開できる、ということである。
まだまだ開発段階だが、持続可能なゲーム界への大きな第一歩となることは間違いないだろう。
Source :This Game Boy Doesn’t Use Batteries – It Runs On Swipes And Solar Energy