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コーヒーから始まる朝。
カーテンを開けると、太陽の光が身体を温める。コーヒーを淹れるだけで、もうすでに今日がいい日になることは確信したかのような気持ちになれる。
しかし、そんなコーヒー好きでも知らない事実がある。
それは、年間にして250億キロ以上のコーヒーが廃棄されているという現実。その上、適切にリサイクルされているのはわずか4%しかない。さらに悪いことは続く。
残ったコーヒーかすは大量のメタンを放出し、環境汚染を促してしまっているのである。
この課題を解決するために、なんとコーヒーからブーツを作り出した企業がある。
アメリカ、ロサンゼルスに拠点を置く「Ccilu International Inc.」はコーヒ廃棄物を大幅に削減することを目標にして、廃棄前のコーヒー15杯分から1足のレインブーツを作り出したのだ。
Ccilu社はサステナブルな方法を用いて生産された倫理的な製品を提供しているフットウェアメーカーである。
XpreSole Pantoと名付けられたこのレインブーツには、リサイクルされたペットボトルから作られた紐を使用しているなど、100%リサイクルされた環境に優しい素材を使用している。
さらに製造過程で排出されるフットプリントも業界平均の半分にまで削減している。
「私たちのビジネスは、10年間にわたって持続可能なフットウェアを生み出してきた。同時に私たちは、通勤やハイキング、夜の外出時のスマートカジュアルな装いなど、さまざまな場面で着用できるフットウェアを作りたいと思っている。XpreSole® Pantoは、単なるブーツではなく、フットウェア業界の製造方法を再構築することを約束する。」と、Ccilu社の社長兼CEOであるWilson Hsu氏は述べている。
XpreSole Pantoは、Red Dotの「Best of the Best」、iF Designの「Gold Award」、A’Designの「Silver Award」など多くのデザイン賞を受賞しており、Ccilu社は2017年以降、自社製品で合計12の賞を受賞している。
Source :This All-Season Rain Boot Is Upcycled From 15 Cups Of Coffee