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経路充電と目的地充電の違いとは?EVの最適な充電方法を徹底解説

EV | 2025.05.28

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経路充電と目的地充電の違いとは?EVの最適な充電方法を徹底解説

電気自動車(以下、EV)を購入予定の方やEV初心者の方のなかには「経路充電と目的地充電の違いがわからない」「最適な充電方法が知りたい」という方が多いでしょう。経路充電は移動中に立ち寄って行う充電、目的地充電は到着後に滞在中の時間を活かして行う充電です。
この記事では、経路充電と目的地充電の違いや最適な充電方法を徹底解説します。EVのバッテリー容量や残量、ドライブの目的地によって最適な充電方法は異なるため、シーン別にまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

経路充電と目的地充電の違いとは?

2025年3月時点で、国内の充電スタンド数は25,841基です(出典:GoGoEV、施設数ベース)。充電インフラが整備されてきたことで、自宅や職場で日常的に充電する「基礎充電」だけでなく、外出先での「経路充電」や目的地での「目的地充電」の重要性も高まっています。ここでは、両者の違いについて詳しく見ていきましょう。

経路充電とは

経路充電は目的地に向かう途中で充電する方法です。以下では、経路充電をする際におすすめの場所や充電方法について解説します。

用語辞典:経路充電

目的地までの継ぎ足し充電

経路充電は、目的地までの継ぎ足し充電として行われるため、高速道路のSA・PAや道の駅、コンビニなどのアクセスしやすい場所の充電器を利用します。
休憩や食事など、短時間でロスタイムを最小限に抑え、効率よく充電するのがコツです。目的地へ行くまでの計画に合わせて適切なステーションを選ぶと効率的に充電できます。

おすすめの充電方法は急速充電

経路充電では、移動中の限られた時間内で効率よく充電を済ませる必要があります。そのため、高出力で短時間に充電可能な急速充電器が適しています。一般的に、急速充電器では、車種やバッテリー残量によりますが、30分程度で約80%まで充電できるケースが多いです(※充電速度は車種や電池残量によって異なります)。そのため、短時間で効率よく充電を済ませてドライブを再開できます。

目的地充電とは

目的地充電は、目的地に到着後、駐車中の時間を活かして行う充電方法です。滞在先でのゆったりとした時間に充電できるのが特長です。

用語辞典:目的地充電

目的地の駐車場でする充電

目的地充電は、長時間滞在する場所で駐車中に充電します。ショッピングモールでの買い物中やホテルでの宿泊中など、滞在中に充電できるため、効率的にバッテリーを満たせるでしょう。次の目的地までバッテリーの残量を気にせず走行できるのがメリットです。

おすすめの充電方法は普通充電

目的地充電では、普通充電器を利用することが一般的です。宿泊者向けに無料で充電提供しているホテルや旅館もあり、目的地充電を行うためのインフラは拡充傾向にあります。
普通充電は、バッテリーへの負荷が少なく、劣化を抑えるメリットがあります。急速充電はバッテリーの温度が高くなるため、劣化のスピードが早くなります。急速充電の回数を抑えるためにも、目的地では普通充電をすると良いでしょう。
急速充電は30分程度で完了するため、次に利用する人のために速やかな移動が求められます。普通充電の場合は充電時間が長くなりがちですが、充電終了後は速やかに車を移動する配慮があると、誰もが気持ちよく使えます。
以下では、EVの充電ステーションの使い方やマナーについて紹介しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

電気自動車(EV)充電ステーションの使い方は?知っておきたい料金やマナーも解説

自宅で行う基礎充電だけでも事足りるのか?

EVの充電では、ドライバーが普段から長く滞在する自宅や職場などで基礎充電ができれば、外出先での充電は不要という意見があります。普段の走行距離が短い人や長距離走行が少ない人には、基礎充電だけで事足りる場合もあります。ただし、長距離移動の際には経路充電や目的地充電を併用する必要があるケースもあります。
ここでは、経路充電と目的地充電が不要だと感じる方がいる理由について解説します。

用語辞典:基礎充電

電気代が安く済む

基礎充電は自宅や職場などで行う充電です。主に普通充電を使用するため、急速充電よりもコストが抑えられます。一部の企業では福利厚生の一環として企業の敷地内に無料の充電器を設置していることもあります。
EVの充電にかかる費用について気になる方は、以下の記事がおすすめです。

電気自動車の充電料金完全ガイド:自宅充電から充電ステーションの利用まで徹底解説

自宅なら充電待ち不要

自宅で充電する場合は、外出先とは異なり順番待ちが発生しません。外出先の充電ステーションは、車室が混み合っていると順番待ちをする場合があります。
また、自宅の充電では帰宅後に充電をしておけば、朝には満充電になっているため、手間がないのも魅力でしょう。加えて、ガソリン車のようにガソリンスタンドに立ち寄る必要もありません。

太陽光発電との連系でエコ

自宅の充電器は、普通充電器だけでなくV2Hを設置する選択肢もあります。V2Hとは、EVと家庭の電気を相互に活用でき、災害時や停電時に非常用電源としてEVを活用できる充電器です。
加えて、V2Hは太陽光発電と連系できるため、環境に配慮しつつEV充電が行えるメリットもあります。以下でV2Hについての詳しい解説をしています。ぜひ参考にしてください。

V2Hと電気の自給自足|価格・設置費用を徹底解説!メリットやデメリットも

【シーン別】EVを効率よく充電できる方法まとめ

効率よく充電するためには、経路充電、目的地充電、基礎充電を適切に使い分けることが重要です。ここでは、シーン別にどのような充電を組み合わせたらよいか解説します。

長距離ドライブ(基礎充電+経路充電)

長距離ドライブでは、まず基礎充電でEVのバッテリーを満タンにし、経路充電を活用しながら目的地まで継ぎ足し充電をするのがおすすめです。連休や渋滞が予想される時期は、充電ステーションが混雑しやすいため、電欠を防ぐためにも早めの充電を心がけましょう。
加えて、愛車の航続距離や目的地までの距離を把握し、充電ステーションがどこにあるか調べておくことで、電欠のリスクを減らせます。充電ステーションを簡単に検索できるスマートフォンのアプリもあります。上手に活用しましょう。
EVの充電アプリについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。

EVの充電にはアプリが便利!スマートフォンで決済可能なタイプも!

観光や旅行(経路充電+目的地充電)

観光や旅行の際は、目的地までに経路充電を活用し、観光地や宿泊施設に着いたら目的地充電を行いましょう。EVの販売台数は増加傾向にあるため、観光地や宿泊施設、商業施設など多くの場所で充電インフラが強化されています。
このインフラの強化は、企業のイメージアップやSDGsの取り組みとして役立っています。

日常使用(基礎充電)

主にEVの使用は通勤や買い物などで、長距離走行の機会が少ない場合、基礎充電が適しています。ランニングコストが抑えられ、手間も少ないためです。
加えて、電気料金プランを見直すことで、自宅の電気代をさらに抑えられる可能性もあります。例えば、電気料金が安い時間帯に、EVの充電を行うとコストが下がります。電気会社によっては、EVユーザー用のプランもあるためチェックしておきましょう。

まとめ

この記事では、経路充電と目的地充電の違いについて解説しました。経路充電は目的地に向かう途中で行う充電、目的地充電は到着後の滞在時間を活かして行う充電です。
一方、基礎充電は自宅や職場といった、普段から長時間駐車する場所で充電する方法で、ランニングコストが抑えられ、混雑や待ち時間が発生しません。車のバッテリー容量やシーンによって効率的な充電方法が異なるため、外出時の充電はあらかじめ計画を立ててドライブをしましょう。
効率的な充電をしたい方は、Myプラゴの活用がおすすめです。車室取り置き機能や充電ルートナビなどの便利な機能を使って、EVライフを楽しみましょう。

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