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EVライフをもっと快適に!充電マップアプリの選び方と活用術

EV充電 | 2025.09.05

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EVライフをもっと快適に!充電マップアプリの選び方と活用術

脱炭素社会に向けて電気自動車(以下、EV)の普及を促進するため、国内では、ガソリン車の新車販売を2035年までに終了する予定です。しかし、日本ではかねてから充電ステーションの不足がEV普及の妨げになっているといわれています。


この状況から、EVの購入を検討しているものの「充電できる場所が少なくて、途中で止まってしまったらどうしよう…」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。そんな不安を解消してくれるのが、充電ステーションの検索やEVユーザーのサポートを行う「EV充電マップアプリ」です。この記事では、EV充電マップアプリの機能の紹介や選び方をはじめ、アプリの活用術を解説します。ぜひ参考にしてください。

充電マップアプリの主な機能

EVユーザーには、各地の充電ステーションが検索できる「充電マップアプリ」が欠かせません。EV充電器の設置増加に伴い、さまざまな機能を搭載したアプリが提供されています。ここでは、充電マップアプリでできることやアプリの選び方のポイントを解説します。

現在地からの充電ステーション検索

充電マップアプリでは、スマートフォンのGPS機能を活用し、現在地を自動で取得して周辺のEV充電ステーションを地図上にリアルタイムで表示できます。

普通充電・急速充電の種類や、対応コネクタ(例:CHAdeMO)ごとに絞り込みも可能で、目的に合った充電ステーションを探しやすくなっています。また、距離感やアクセスのしやすさに加え、営業時間・定休日などの詳細情報も確認できるため、旅先や初めての土地でも安心して充電ステーションを利用できるでしょう。

ユーザー認証

充電ステーションの利用には、決済をするためのユーザー認証が必要です。ユーザー認証は、主に以下の方法で行われます。

カードでの認証

充電カードは、EV充電のユーザー認証と支払いを円滑にするための方法です。事前に個人情報やクレジットカード情報を登録しておくと、充電時の手続きがスムーズになります。

また、e-Mobility Powerネットワーク加盟の充電カードでは、全国に約2万6,000拠点ある充電ステーションを利用できます。充電カードを頻繁に利用する方は、月額料金タイプの登録がおすすめです。

EV充電に便利なカードやアプリとは?おすすめサービスの特徴や料金を徹底比較

用語集:充電カード

アプリでの認証

スマートフォンアプリを使用した認証方法もあります。実際に「Myプラゴ」を始めとしたサービスでは、アプリ1つで認証から決済まで可能です。 充電もアプリ内の簡単な操作で行えます。アプリによる認証は簡単かつ、スマートフォンだけで完結できるのがメリットです。

用語集:EV充電アプリ

充電料金の決済

充電マップアプリの多くは、充電料金の決済機能も備えています。ここでは、アプリを使った充電料金の決済機能について、その特徴やメリットをまとめました。

クレジットカード決済

多くのEV充電決済では、クレジットカード情報を事前に登録することで、充電時にスムーズな決済が可能です。その都度カード情報を入力する手間が省け、利便性が向上します。

QRコード・バーコード決済

クレジットカードに加え、QRコードやバーコードを利用したスマートフォン決済にも対応する充電器が増えています。現金やカードを持ち歩かなくても、簡単に支払いが可能になりました。

充電器の利用状況の確認

充電アプリによっては、充電器の利用状況が表示されます。充電ステーションの利用状況を事前に確認できると、待ち時間が長いという無駄足を避けられ、時間を有効に使え便利です。

おすすめ充電マップアプリ5選

充電マップアプリには、現在地からの検索や空き状況の確認、ルート案内など、便利な機能が満載です。ここでは、使いやすさや機能性に優れたおすすめの充電マップアプリを5つ紹介します。

Myプラゴ

「Myプラゴ」は、充電ステーションの検索から車室の取り置き、利用、決済までをアプリひとつで完結できます。最大60分の車室取り置きが可能で、充電ステーションに到着してすぐに充電の開始が可能です。

万が一、車室が満車でも、空きが出たらスマートフォンに通知され、待ち時間を最小限に抑えられるのも魅力です。また、登録した車種情報やバッテリー残量に応じて、最適な充電ルートを自動でプランニングできる「充電ルートナビ」も搭載しています。

月額1,980円から設定した1施設の充電ステーションを利用できる定額プランもあり、コスト面でも優れたアプリといえるでしょう(料金は2025年6月時点 公式サイト「Myプラゴ」より)。

e-Mobility Power アプリ

e-Mobility Power アプリは、全国約26,000口の急速・普通充電器に対応した、EVユーザーに便利な充電マップアプリです。マップ上で「空き」「利用中」「運休」のステータスがひと目で確認でき、視認性の高いスムーズなルート計画ができます。

一部充電器を除き、カードなしで簡単に充電を開始できる操作性の高さもe-Mobility Power アプリの魅力です。SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)の混雑状況や音声ナビガイド機能も搭載されており、長距離ドライブでも安心です。

お気に入り充電器の登録や利用履歴・請求明細の確認、会員登録までもアプリひとつで完結できます。月額プランは、急速・普通併用が4,180円、普通充電専用が1,540円で、利用スタイルに合わせて快適な充電をサポート可能です(料金は2025年6月時点 公式サイトによる情報)。

テラチャージ

テラチャージは、充電ステーションの検索から決済までがスマートフォンで完結する充電マップアプリです。充電器設置数は累計で1万5,000口を超えました(2025年6月時点)。急速・普通充電のどちらも分単位での時間課金制を採用していますが、料金は設置場所によって異なります。

スーパーや商業施設、ホテルなど身近な場所に充電器の設置が進んでおり、今後も拡大予定です。さらに、一部ステーションでは約6分で100kmの走行が可能な150kW高出力充電器も導入されています。今後もますます利便性が高まるでしょう。

エコQ電アプリ

エコQ電アプリは、GPSと連動して近隣の急速・普通充電器を手軽に検索できる便利な充電マップアプリです。フリーワード検索にも対応しており、自分に合った充電器をスムーズに見つけられます。2025年5月からは、ENEOS Charge Plusとの連携がスタートし、対応ステーションを相互に利用できるようになりました。

QRコードを読み取ると認証・課金・充電まで完結し、カードも不要です。月会費は無料で、充電料金は充電器の設定によって異なります。過去の充電履歴や領収書の代わりになる証明書もアプリ内で確認や保存が可能です。

WeCharge

WeChargeは、シンプルな操作で手軽に使える充電マップアプリです。充電器やコンセントに貼られたQRコードをスマートフォンで読み取ると、充電がスタートできる設計になっています。マンションの駐車場や商業施設など、さまざまな場所にネットワークが拡大中です。

195km相当の走行をカバーする「Short」プランの月額料金は1,780円。電力量課金制では月30kWhまで無料で、それ以降は1kWhあたり42円となっています。時間課金制もあり、3kW出力時に10時間まで無料、以降は1分あたり2.1円と、用途に応じた料金体系も魅力です(料金は2025年6月時点、公式サイトより)。

充電マップアプリ活用術

ここでは、アプリの特徴をふまえた活用術をご紹介し、日常使いやロングドライブ時に役立つポイントをお伝えします。

出発前に「立ち寄り充電ポイント」を設定する

長距離ドライブの際は、出発前に経路充電を行う充電ステーションをアプリで設定することが電欠予防の秘訣です。

道の駅やSA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)、観光地など、ルート上の施設と組み合わせて計画すれば、休憩や観光を楽しみながら効率よく充電できます。アプリによっては複数の経由地を設定できるため、予定変更にも柔軟に対応できるでしょう。充電ステーションを押さえておけば、電欠への不安が軽減され、より快適にドライブを楽しめます。

長距離ドライブに欠かせない充電計画について、以下の記事でも解説しています。

内部リンク:EVライフの充電計画|EVで長距離ドライブを安全に楽しむ方法

 

利用状況を事前に確認しておく

事前に充電ステーションの利用状況を確認しておけば、スムーズなドライブが実現します。多くの充電マップアプリでは、充電器の「空き」「使用中」「故障中」などのステータスをリアルタイムで確認可能です。

特に、「Myプラゴ」では、最大60分前から車室を予約できます。活用すれば、充電ステーション到着時に充電器が使えないというトラブルも回避できるでしょう。混雑する時間帯を避けてルートを組めば、待ち時間も少なくて済みます。

アプリだけで不安な場合はカードも併用する

充電マップアプリは便利ですが、万が一に備えてカードも併用すると安心です。通信環境が不安定な場所や圏外では、アプリが正常に作動しない場合もあります。

また充電器によっては、稀にカードのみ対応しているケースがあるため、カードを携帯していれば対応の幅が広がるでしょう。アプリとカード、どちらかが使えなかった場合のバックアップになります。

「お気に入り」登録や通知機能を活用しよう

充電マップアプリをより便利に使うためには、「お気に入り」登録や通知機能の活用が効果的です。よく使う充電ステーションを事前に登録しておけば、検索の手間が省け、急な充電にもスムーズに対応できます。

さらに、旅先で便利だったスポットも登録しておくと、次回訪れた際に役立つでしょう。満車や運休など充電ステーションのリアルタイム状況も通知で把握できるため、ドライブ中の安心感も高まります。

また、アプリによっては、新しく設置された充電ステーションの情報を通知で受け取れます。アプリの便利機能を上手に使いこなして、充電計画をより快適にしましょう。

自分に合った充電マップアプリの選び方

充電マップアプリは数多くありますが、自分のライフスタイルや車の使い方によって、最適なアプリは異なります。ここでは、自分にぴったりの充電マップアプリを選ぶためのポイントを紹介します。

EVの利用スタイルで選ぶ

EVの使い方に合った充電マップアプリを選ぶことが、快適なドライブのポイントです。通勤や買い物などが中心の方には、自宅周辺で充電器を簡単に見つけられるアプリが向いています。一方、旅行や出張などで長距離ドライブが多い方は、急速充電器の有無や、全国規模のエリアをカバーするアプリを選ぶと安心です。

さらに、仕事でEVを使う方には、予定変更にも瞬時に対応できる空き状況のリアルタイム表示やルート検索機能が充実したアプリがおすすめです。自分のライフワークに合っているかどうかも、アプリ選びの大切なポイントです。

操作のしやすさ・見やすさで選ぶ

充電マップアプリを選ぶ際には、操作のしやすさや画面の見やすさも大切なポイントです。アプリの画面構成がシンプルで直感的に使えるものであれば、急いでいるときでも迷わず操作できます。地図やアイコンが見やすく整理されており、充電ステーションの場所や空き状況などの情報が一目で把握できるかも重要です。

フィルター機能や検索バーがわかりやすく配置されていれば、自分の条件に合った充電器をスムーズに探せるでしょう。画面の反応速度やスムーズな表示の切り替えも、ストレスのない利用につながります。

充電ステーションはどこにある?

EVライフに充電は欠かせないものです。最近では、住居以外でも人が集まる場所に充電ステーションの設置が増えています。ここでは、外出先で充電できる施設をいくつかご紹介します。充電ステーションの場所については、以下の記事でも解説しています。

内部リンク:EVの充電器はどこにある?|充電ステーションの検索方法やアプリを紹介

複合商業施設

ショッピングモールやスーパーマーケットなど全国の複合商業施設でEV充電器の設置が進んでいます。複合商業施設では、充電中に買い物や食事休憩が可能です。施設側にとっても顧客の滞在時間や購買力が増えたり集客力を高められたりと、さまざまなメリットがあります。

カーディーラー

多くのカーディーラーにEV充電器が設置されています。カーディーラーでは、充電中に新型EVの展示や説明を受けられる場合もあり、情報収集の場としても活用できるでしょう。
一部を除きカーディーラーの充電器は、乗っているEVのメーカーに関わらず利用が可能です。充電器の台数はカーディーラーによって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

道の駅

現在、全国に約1,180箇所ある道の駅のうち、EV充電器が設置されている箇所は760箇所以上にのぼります。食事や休憩場所として利用される道の駅では、滞在中にEVの充電できるとより便利で、長距離の移動も安心です。

地元特産品やお土産などの購入を楽しむEVユーザーの利用が増えれば、地域経済の活性化にもつながるでしょう。

SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)

高速道路での充電は、SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)を利用します。休憩や食事のついでに充電ができる利便性の高さがメリットです。短時間でスピーディに充電できるよう、急速充電器が多く設置されています。

EVは高速走行でバッテリーに負担がかかるため、実際に走行できる距離は、カタログに記載された航続距離より短くなることがあります。走行距離だけで判断せず、SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)で休憩する時間を上手に利用して充電することが大切です。

スーパー・コンビニエンスストア

スーパーやコンビニエンスストアにも充電器は設置されています。短時間での滞在が多いため、急速充電器を設置すると効果的です。普段利用するスーパーに充電器があれば、買い物中に充電できるため、時間を効率的に使えるでしょう。

EV充電にかかる料金の目安

EVの充電には、普通充電と急速充電の2種類があります。ここでは、充電料金の目安を解説します。

用語集:普通充電急速充電

普通充電の場合

普通充電は、3〜6kWの出力で充電します。30kWhのバッテリーを充電する場合、料金は数百円から2,000円程度が目安です。充電速度はゆっくりで、満充電までにはおよそ半日ほどかかるため、自宅や職場など長時間駐車する際の利用に適しています。

急速充電の場合

急速充電は、外出先での利用が中心です。急速充電には会員料金のほか、ビジター料金を設けているものもあります。

e-Mobility Powerを例に挙げると、会員は月額料金4,180円/月で、使用のたびに充電料金がかかります。一方ビジター料金は、1~5分までが275~385円。以降1分あたり55~77円です。30分から1時間でバッテリーを約80%まで充電可能です

充電料金については、以下の記事でも解説しています。

内部リンク:電気自動車の充電料金完全ガイド:自宅充電から充電ステーションの利用まで徹底解説

充電マップアプリでよくある質問

ここでは、EVユーザーからよく寄せられる質問とその答えをまとめて紹介します。安心して充電マップアプリが使えるよう、ぜひ参考にしてください。

充電マップアプリは無料で使えますか?

多くの充電マップアプリは、充電ステーションの検索や空き状況の確認などの基本機能を無料で利用できますが、充電料金は別途必要です。

カードを併用するタイプのサービスでは、カードの発行手数料や月額費用がかかる場合もあります。アプリによって対応エリアや機能、料金体系が異なるため、利用前にはそれぞれのサービス内容をよく確認しておくことが大切です。

通信環境が悪いとき充電マップアプリを使えますか?

リアルタイムで充電ステーションの空き状況や最新情報を取得・更新するためには、インターネット接続が必要です。そのため、通信環境が悪い場所や圏外では地図や充電ステーションの情報が正しく表示されない場合があります。

また、オフラインモードでは検索やナビゲーション機能が利用できないため、事前に目的地周辺の情報をアプリに保存・ダウンロードしておくと安心です。

対応の車種に制限はありますか?

充電マップアプリは、多くのEVに対応しているものが一般的です。しかし、なかには対応車種が限定されている場合もあります。例えば、PCA(PREMIUM CHARGING ALLIANCE)は、アウディ、ポルシェ、フォルクスワーゲンの3ブランド専用のサービスです。

自動車メーカーが独自に提供するアプリでは、特定の車種のみ対応となることがあるため注意が必要です。愛車に適した充電マップアプリを選ぶには、対応車種のリストや公式サイトを事前に確認しましょう。

充電マップアプリのサービスは今後ますます拡大

EVの普及に向けて、国内における充電ステーションの一層の増加と、充電マップアプリの機能の拡大と充実が今後のカギとなるでしょう。EV充電マップアプリは、EVユーザーにとって必須のツールです。ご自分にぴったりのアプリを見つけて、より快適なEVライフを送りましょう。

プラゴの充電マップアプリ「Myプラゴ」は、充電ステーションの検索から充電経路を考慮したルートナビ、決済までをワンストップで行える非常に便利なアプリです。ぜひ一度お試しください。

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