EV用語辞典
V2L
ブイツーエルV2L(Vehicle to Load)とは、電気自動車(以下、EV)やプラグインハイブリッド車(以下、PHEV)などの電気を、電化製品へ供給するシステムです。EVやPHEVから取り出した電気を活用するときは、V2Lを介します。利用時はV2Lのコンセントに挿すだけです。
V2Lには以下のようなメリットがあります。
- アウトドアやレジャーで活躍:キャンプや車中泊時に電気ケトルやポータブル冷蔵庫などの電化製品を使用でき、快適性が向上する。
- 災害時の非常用電源:停電時に照明やスマートフォンの充電、電気調理器を使用でき、ライフラインの維持に役立つ。
- 工事不要で手軽に使える:V2Hとは異なり、専用の設備が不要。充電用コンセントを使うだけで電力供給できる。
例えば、電力関連機器や電子部品を製造・販売するニチコンで販売しているV2Lシステムは、持ち運びしやすいトランクケースタイプです。EVやPHEVに積んでおけば、外出先で気軽に電化製品を使用できます。
2019年9月の台風15号では、大規模な停電が続いた避難所や福祉施設で、EVやPHEVを「動く蓄電池」として活用し、V2Lを通じた電気供給の実例となりました。V2Lが非常時にスマートフォンの充電や扇風機の使用をサポートし、災害支援につながった実例です。
今後、V2Lの技術はさらに進化し、より高出力・長時間の電力供給が可能になることで、災害時やアウトドアでの活用の幅が広がると期待されています。