EV用語辞典
SoH
エスオーエイチSoHは、「State of Health」の略称で、電気自動車(以下、EV)やプラグインハイブリッド車(以下、PHEV)のバッテリーの健康状態を示す指標です。新品バッテリーを100%とし、使用や経年劣化に伴いSoHの数値が低下します。SoHが90%であれば、新品時と比較して90%の性能が維持されているという意味です。
SoHの数値によって、航続距離や充電効率は変化します。バッテリーが劣化してSoHの数値が下がっている場合、航続距離は短くなり充電頻度が高くなります。そのため、定期的にSoHを確認して、バッテリーの健康状態を把握しておくことが大切です。EVの最適なメンテナンスや、バッテリー寿命の延長に役立てることができます。
バッテリーの劣化を抑え、SoHの数値を下げないためには以下の取り組みが重要です。
- 普通充電を優先する:頻繁な急速充電や過充電、過放電は劣化を早める。
- 温度差のある環境を避ける:高温や極端な低温環境はバッテリーの寿命を縮める。
- 適切な使用:走行距離が増えるほど劣化が進むが、適度に使用することが推奨される。
- SoCを20〜80%の範囲で管理する:過充電や過放電が続くと、バッテリーの劣化が進む。
今後は新たな技術開発が進むことでバッテリーのSoHの数値が高く維持されることが期待されています。例えば、全固体電池の実用化や劣化しにくいバッテリー技術の開発などです。SoHはEVの長期的な性能や価値に関わる指標です。EVが進化すればカーボンニュートラルの世界へ近づくでしょう。