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ニチコンV2Hで停電時にも安心を|価格や補助金制度も解説

EV | 2025.04.28

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ニチコンV2Hで停電時にも安心を|価格や補助金制度も解説

V2Hについて調べている間に、ニチコンというメーカーの機器の紹介が多いと感じませんでしたか?ニチコンが人気なのは、高機能でありながら低価格で販売している点や、電気料金のプランに合わせて活用できる点などが魅力的だからです。そのため、国内のV2H市場において、ニチコンは90%のシェアを獲得しています。

当記事では、ニチコンのV2Hの魅力を徹底解説します。また、EVに関するV2H以外の商品や気になる補助金についても解説するため、ぜひ最後までご覧ください。

V2Hとは

V2Hとは、Vehicle to Home(車から家へ)という意味のシステムです。V2H機器を設置していれば、電気自動車(以下、EV)やプラグインハイブリッド車(以下、PHEV)にためた電気を、自宅で使用できるようになります。つまり、停電時や災害時の電気が使えないシーンで、車が非常用電源として活躍できます。

V2HはEV充電器としても使用でき、一般的な家庭用の充電器と比較すると充電時間が短いという点もメリットです。V2Hについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
V2Hと電気の自給自足|価格・設置費用を徹底解説!メリットやデメリットも

国内シェア90%!ニチコンのV2Hの特徴

ニチコンは、EVの充電やEVにためた電気を家庭に送ることができるV2Hを販売している会社です。ここでは、国内シェア90%を誇るニチコンのV2Hの魅力について解説します。

高機能で低価格

ニチコンのV2Hの魅力は「高機能」でかつ「低価格」であることです。V2Hは100万〜180万円が相場ですが、ニチコンの商品は89万8,000円からV2Hを購入できます。

ニチコンは2012年に世界で初めてV2Hを販売し、7年以上の研究を経て、2019年に技術を結集した高機能の「EV・パワーステーション」を発売しました。狭い駐車場でも設置がしやすい新型モデル「VSG3-666CN7」のメーカー希望小売価格は128万円(税抜き)、従来モデル「VCG-666CN7」は89万8,000円(税抜き)です。
※価格はすべて税抜。2025年4月25日現在、ニチコン公式サイトに基づく情報です。

太陽光発電や蓄電池と連系できる

ニチコンではV2Hだけでなく、蓄電池やパワーコンディショナーなども販売しており、それぞれ太陽光発電と連系できます。太陽光発電の販売はないものの、他社の多くの製品と連系することで電気の自給自足が可能です。

太陽光発電とニチコンの製品を連系すると電気代の節約につながります。ニチコンの試算によると、太陽光発電システムに加え、V2HとEVを導入することで、未導入の家庭に比べて年間で約17万6,000円の節電効果が期待できます。

料金プランに合わせて活用可能

V2Hのタイマー機能を設定すれば、電気料金のプランに合わせて、電気料金の安い時間帯に充電をして高い時間帯に放電できます。さらに、太陽光発電を導入している家庭なら、昼間に太陽光を利用して充電してEVにためた電気を、夜に家庭内へ供給するという使い方が可能です。
V2Hのユーザーは、導入前よりも電気料金が割安になる点や停電時の不安解消につながる点などを魅力として挙げています。

家の中からタブレット端末で操作する

V2Hはタブレット端末でのオンオフ操作もできるため、機器のケーブルをEVにつないでおけば充電のためだけに外に出る必要がありません。専用アプリを利用して、充電や放電のスタート時間を設定できます。
「ECHONET Lite」という国際標準の通信仕様を使ってアプリを開発しています。そのため、将来仮装発電所(VVP)が実現した際、スムーズに対応可能です。

ニチコンから販売中のV2H

ニチコンの EVパワー・ステーションシリーズのV2Hは、2025年1月現在、VSG3シリーズとVCGシリーズの2種類が購入可能です。ここでは、それぞれの特徴や魅力を解説します。

VCGシリーズ|VCG-666CN7(税抜き89万8,000円)

VCGシリーズは、ニチコンが2019年に販売を開始したスタンダードモデルです。2025年1月現在は、プレミアムモデル「VCG-666CN7」のみが購入可能です。
メーカー希望小売価格は89万8,000円(税抜)と、V2H機器の中では比較的低価格で、導入のハードルが低い点が魅力です。
太陽光との連系、倍速充電機能、室内からのスマートフォン操作など、実用性の高い機能が搭載されています。

VSGシリーズ|VSG3-666CN7(税抜き128万円)

VSGシリーズの「VSG3-666CN7」は、2023年のJAPAN MOBILITY SHOWで発表された最新モデルです。
家庭の電気をEVに供給するパワーユニットと、EV側に接続するプラグホルダが分離型になっており、設置の自由度が高いのが特徴です。
カラーは2色から選択可能で、壁掛けと据え置きの両方の設置方法に対応しており、外観デザインにも配慮されています。
さらに、コンパクトで軽量な設計のため、狭い駐車スペースにも対応可能。スマホアプリや別売りの室内リモコンでの操作も可能で、使いやすさに優れたモデルです。
※価格はすべて税抜。2025年4月25日現在、ニチコン公式サイトに基づく情報です。 

ニチコンが販売しているV2H以外の商品

ニチコンでは個人向けと法人向けのエネルギー関連の商品や、自動車関連の機器を取り扱っています。ここでは、個人向けの商品を紹介します。

V2L

V2Lとは、Vehicle to Load(車から家電などに)という意味の機器です。V2LはEVやPHEVから電気を取り出すことができます。コンセントがさせるため、電気がないあらゆる場所で電化製品の使用が可能になります。
ニチコンでは「パワー・ムーバー」という持ち運びやすいトランクケースタイプの商品が販売中です。災害時の避難先やキャンプのようなレジャーでも、電気ケトルやホットプレートなどを使用できます。

蓄電池

蓄電池とは、電気をためられる機器です。太陽光発電やV2Hと連系すれば、電気の自給自足につながります。災害時の非常用電源や節電にも活用される商品です。
ニチコンは、2023年12月に家庭用蓄電システムの累計販売台数が、国内1位に躍り出たトップメーカーです。ユーザーの中には地震の際に非常用電源としての効果を実感したという声もあります。

パワーコンディショナー

太陽光発電やEVの直流電流を家庭で使う交流電流に変換する機器が、パワーコンディショナーです。ニチコン製のパワーコンディショナーは、 交流充電(AC充電)を行う太陽光専用の製品とは異なり 直流充電(DC充電)を行うため、蓄電池に充電する際のロスが少ない特徴があります。
もちろんニチコン製の蓄電池やV2Hだけでなく、他社製のエコキュートやエネファームとも併設可能です。太陽光発電と合わせて購入し、蓄電池やV2Hを後から設置するケースもあります。

ニチコンのV2Hは補助金の対象

V2Hの購入には、国と自治体それぞれから補助金を受け取れる場合があります。受け取れる金額や注意点などを解説します。

CEV補助金 

CEV補助金は、「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の略称で、環境負荷の少ない車や関連設備の普及を目的に、国が支給する補助金制度です。経済産業省が主体となり、一般社団法人次世代自動車振興センターが事業を実施しています。 

2025年度(令和7年度)も、V2H(EV用充放電設備)は引き続き補助対象となっています。
補助内容は以下の通りです。 

  • 設備費:上限30万円(補助率1/3)
  • 工事費:上限15万円
    合計で最大45万円の補助が受けられます。

なお、2025年度の申請受付は、5月以降に開始される予定(2024年4月25日時点)で、受付期間が短期間となる可能性があります。補助を希望される場合は、あらかじめ準備をしておくことをおすすめします。
また、補助金の申請には、申請時点でV2H機器の発注が完了していること、実績報告時点でEVの車検証を所有していることなどが要件となります。
最新情報は、一般社団法人次世代自動車振興センターの公式サイトをご確認ください。
CEV補助金公式サイト 

地方自治体の補助金

お住まいの自治体によっては補助金を受けられる場合もあります。例えば、東京都では設備費と工事費の合計の1/2(上限50万円)の補助金を受けることが可能です。愛知県名古屋市では5万円の補助金が受けられます。補助金制度がない自治体もあるため、購入前に確認しましょう。

まとめ

当記事では、ニチコンのV2Hについて紹介しました。ニチコンは国内シェア90%を占めるV2Hのトップメーカーです。2025年1月現在、高機能で低価格なV2Hは、2種類販売されています。
ニチコンは、V2Hだけでなく、V2Lや蓄電池など電気を自給自足するための機器を販売しており、合わせて検討するのもよいでしょう。また、外出先での充電は「Myプラゴ」がおすすめです。EVに乗っている方やこれから購入予定の方は、ぜひ検討してみてください。

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