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【EV車種別】航続距離まとめ|国産車・輸入車の主要モデルを比較紹介

#bev | 2025.04.23

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【EV車種別】航続距離まとめ|国産車・輸入車の主要モデルを比較紹介

「航続距離の長い電気自動車(以下、EV)に乗りたい」「車のサイズや価格によってどのくらい航続距離に違いがあるのか知りたい」と考えている方は多いでしょう。満充電のときにEVが走行できる距離を表した航続距離は、車種やグレードによっても異なります。
当記事では、EVの航続距離をタイプごとにまとめてご紹介します。軽EV部門、国産普通車クラスEV部門、輸入車EV部門に分けて、主要車種のスペックを比較しながら紹介しているため、ライフスタイルに合う一台が見つかるはずです。なお、気になる航続距離を延ばすコツについても解説します。ぜひ最後までご覧ください。

航続距離とは

EVの航続距離とは、「満充電のときに車が走行できる最大の距離」を指します。実際には、バッテリーの容量や電費、走行条件によって多少変動があります。
ガソリン車と比較するとEVの航続距離は短いものの、近年の自動車メーカーの企業努力により、飛躍的にのびています。例えば、日産リーフの航続距離は以下のとおりです。

2010年販売開始(初代モデル) 2025年1月現在(販売中のモデル)
日産 リーフ(上位グレード)の航続距離 200km 450km

両者を比較すると、航続距離が2倍以上になっていることがわかります。今後技術の向上により、航続距離はますます伸びていくでしょう。

EV別の航続距離まとめ(タイプ別)

ここでは、軽EV、国産普通車クラスEV、輸入車EVの3タイプに分けて、各車種の航続距離を紹介します。なお、グレードによって航続距離が異なる場合は、もっとも長いグレードを参考にしています。

※車両のスペックや価格などの情報は、すべて2025年4月1日時点の公式情報に基づいています。

軽EV

軽EVはEVの中で比較的車両本体価格が安く、小回りが利きやすいメリットがあります。軽EVについて詳しく知りたい場合は、以下の記事をチェックしてください。
軽EVの価格を徹底分析!おすすめ車種やメリットやデメリットも解説

ホンダ:N-VAN-e(245km)

ホンダ:N-VAN-eは、2024年10月に販売開始されたモデルです。ホンダの人気シリーズ「Nシリーズ」から、商用バンとして販売されました。「e: FUN」というグレードは商用以外でも使用でき、趣味やレジャーでも活躍します。

航続距離 245km (WLTCモード)
価格 269万9,400円(税込)~
サイズ 全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,960mm
定員 4名

日産:サクラ(180km)

サクラは日産初の軽EVで、2023年度にはEVで国内販売台数1位を記録しています。ボディカラーも15色と豊富で、好みに合ったカラーをチョイスできる点が魅力です。

航続距離 180km (WLTCモード)
価格 259万9,300円~
サイズ 全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,655mm
定員 4名

三菱:eKクロスEV(180km)

三菱のeKクロスEVは、日産サクラの兄弟車です。外観に力強さがあり、eKクロスとほとんど変わらないデザインを採用しています。内装にはブラックをメインに統一。アクティブさを感じる仕様です。

航続距離 180km (WLTCモード)
価格 256万8,500円~
サイズ 全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,655mm
定員 4名

国産普通車クラスEV

国産普通車クラスEVは日本で作られているため、部品の調達がしやすく、日常使いにぴったりのサイズ感が魅力です。国産EVの今後の可能性について興味のある方は以下の記事を確認してみてください。
国産EVの進化と今後の可能性を解説|おすすめ車種10選も紹介

日産:アリア(470~640km)

アリアは日産EVの中でも大きめのサイズで、長距離走行に適したグレードも展開されています。走行をアシストするプロパイロット2.0や、11.5インチの大画面にナビ情報や車速などの運転に必要な情報を表示するヘッドアップディスプレイを採用しています。

航続距離 640km (WLTCモード、グレード【B9】)
価格 738万2,100円~(グレード【B9】)
サイズ 全長:4,595mm
全幅:1,850mm
全高:1,655mm
定員 5名

※上記航続距離が一番長いグレード【B9】

スバル:ソルテラ(487~567km)

2023年1月に新モデルを発表したソルテラは、スバル初にして唯一のEVです。「BOLDER SUV」をデザインコンセプトとしており、存在感のあるダイナミックでスポーティさがあります。

航続距離 567km (WLTCモード、グレード【 ET-SS FWD】)
価格 627万円~(グレード【 ET-SS FWD】)
サイズ 全長:4,690mm
全幅:1,860mm
全高:1,650mm
定員 5名

※上記航続距離が一番長いグレード【ET-SS FWD】

日産:リーフ(322~450km)

2025年1月現在販売されている日産の2代目リーフは、初代から倍以上航続距離を伸ばしました。年間6,600円でNissanConnectサービスに加入でき、スマートフォンで自宅からエアコンの操作をしたり、車内でインターネット動画を楽しんだりすることが可能です。

航続距離 450km (WLTCモード、グレード【e+】)
価格 525万3,600円~(グレード【e+】) 
サイズ 全長:4,480mm
全幅:1,790mm
全高:1,540mm
定員 5名

※上記航続距離が一番長いグレード【e+】

マツダ:MX-30 EV(256km)

マツダMX-30のEVモデルです。既存車種のEVモデルは、EVシフトへのハードルが低く、コンパクトSUVユーザーから人気を集めています。

航続距離 256km
価格 435万6,000円~
サイズ 全長:4,395mm
全幅:1,795mm
全高:1,565mm
定員 5名

輸入車EV部門

輸入車EVの中でも航続距離が長い車種は、高級感のあるモデルが多く存在します。日本よりもヨーロッパではEVが普及している背景があるため、さまざまな車種が登場しています。

テスラ:モデル3(706km)

テスラモデル3は、500万円台で購入可能のため、テスラのなかで最も手ごろな車種です。前方と後方の両方にディスプレイがあり、車内で快適に過ごせます。以下の記事では、テスラについて詳しく解説しています。
テスラの魅力を徹底解剖!ラインナップを一挙公開

航続距離 706km
価格 531万3,000円
サイズ 全長:4,720mm
全幅:2,089mm
全高:1,441mm
定員 5名

BMW:i7(652km)

BMWから販売されているi7は、高級感のあるデザインで、フロントフェイスにはスワロフスキーのクリスタルが使用されている車種です。ハンズオフ機能付きの重点運転支援機能や自動で駐車するパーキング・サポート・プロフェッショナルなど、ドライバーの負担を減らすための機能が豊富です。

航続距離 652km
価格 1,598万円
サイズ 全長:5,390mm
全幅:1,545mm
全高:1,950mm
定員 5名

BMW:iX xDrive50(650km)

BMWのiX xDrive50は、ヨーロッパで自動車の安全性を評価する指標である、Euro NCAP(ユーロNCAP)の衝突安全試験で、最高評価の総合5つ星を獲得しました。車内には、大型のカーブディスプレイや厳選された素材で作られたシートなど、上質な空間を作るための工夫がされています。

航続距離 650km
価格 1,478万7,000円
サイズ 全長:4,955mm
全幅:1,695mm
全高:1,965mm
定員 5名

BYD:シール(640km)

BYDは、部品を9割自社製造することで、リーズナブルな車両価格を実現しているメーカーです。シールはBYDのなかで、高級感のあるスポーツセダンという位置づけです。以下の記事では、BYDについて詳しく解説しています。
BYDのEVの魅力とは!リーズナブルなのに性能がよいのは本当?

航続距離 640km
価格 605万
サイズ 全長:4,800mm
全幅:1,875mm
全高:1,460mm
定員 5名

※上記航続距離が一番長い【AWD】

航続距離を延ばすコツ

上記で紹介した航続距離は、あくまでメーカーが機械を使って測定した数値です。実際の航続距離は、道路の状況や運転の仕方によって異なります。そこで、実数値を延ばすためのコツを紹介します。

急加速や急ブレーキを避ける

急加速や急ブレーキは、EVの電気を多く消費する原因です。電気を多く消費してしまえば、航続距離が短くなります。EVはガソリン車と比較すると、発進加速が得意です。しかし、勢いよく踏むよりも、徐々に踏むほうがスムーズに加速しエコドライブにつながります。

冬場の暖房を控えめにする

EVはガソリン車とは構造が違うため、冬場にエアコンを使いすぎると電費が悪くなります。ガソリン車は、エンジンから発生した熱を暖房として使用可能です。一方、EVはエンジンがないため、電気で暖かい空気を作る必要があります。そのため、冬場に暖房を使う場合は控えめにするように気を付けると、航続距離が伸びるでしょう。

不要な荷物は載せない

荷物を載せすぎると車内の重量が増し、電費の低下や、タイヤの摩耗が進む原因につながります。不要な荷物を車内に載せっぱなしにしないことが、航続距離を伸ばすポイントです。車内の積載量をできるだけ軽くして、電費を向上を心がけましょう。

まとめ

当記事では、EVの航続距離について、タイプ別にさまざまな車種の特徴やスペックをご紹介しました。軽EVは街乗りや近距離利用に便利で価格も手頃、国産普通車クラスEVはバランスがよく、輸入車EVは高い航続距離と上質な装備を備えたモデルが多い傾向にあります。

今後も技術革新により、EVの航続距離はさらに伸びていくことが期待されます。日々の通勤から長距離移動まで、ライフスタイルに合った一台を見つける参考にしていただければ幸いです。

また、実際の走行距離は充電環境にも左右されます。「Myプラゴ」では、車室の取り置き機能や充電ルートナビなど、快適なEVライフをサポートする機能をご提供しています。ぜひご活用ください。

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