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EV充電設備を自宅に設置するには?気になる費用や注意点を解説

EV充電 | 2024.12.19

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EV充電設備を自宅に設置するには?気になる費用や注意点を解説

「EVやPHEVの充電設備を自宅に設置する場合はどれを選べばよいのだろう」「充電設備って補助金がでるの?」など、電気自動車(以下、EV)およびプラグインハイブリッド(PHEV)を初めて購入する際には、充電設備についても気になる方は多いでしょう。自宅用のEVの充電設備は専用のコンセントタイプ、ケーブルが付属している普通充電器、V2Hの3種類あり、それぞれに特徴があります。
この記事では、充電設備の種類から設置にかかる費用まで解説します。加えて、気になる注意点や補助金の活用方法までお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。 

EV充電設備の種類

 EVを充電するための設備は数種類あります。自宅用が3タイプと外出先でよく使用される急速充電です。それぞれの特徴について見ていきましょう。 

自宅用の場合 

自宅用の充電設備は、家庭用に供給されている交流電圧を直流に変換する普通充電が一般的で、コンセントタイプとスタンドタイプ、V2Hの3種類があります。 

コンセントタイプ  

コンセントタイプは、駐車場や建物に取り付ける充電設備です。最もシンプルな作りで、サイズも小さいためリーズナブルに設置ができます。
充電する際には、コンセントに専用の充電ケーブルをつないで、EVに差し込みます。壁面に取り付けるケースが多いため、駐車場が狭い場合にも設置可能です。
コンセントの部分に保護カバーがついているタイプや、ケーブルを収納するスペースがあるタイプなどさまざまな商品があります。 

普通充電器 

充電器の本体に充電ケーブルを兼ね揃えている充電設備です。充電のたびにケーブルを出し入れしなくて済むという利点があります。自宅だけでなく商業施設や宿泊施設などでも見かけるタイプです。
壁面に取り付けたり、専用スタンドで自立させたりして、設置ができます。
スタンド式のものであれば、家と駐車場が離れている場合でも、自由に場所を選んで設置できます。
駐車スペースにマッチするようなスマートなデザインの設備もあり、自宅の外観にこだわりのある方にもおすすめです。  

V2H 

V2H(Vehicle to Home)は先に紹介した2種類とは異なり、EVから家に電気を供給する設備です。災害時や停電時には、EVまたはPHEVが非常用電源として使用できます。 
さらに、太陽光発電システムと併用して使うとより電気代の節約になります。太陽光システムから発電した電気をV2Hに送り、EVに充電できるためです。加えて、コンセントタイプなどに比して高出力で充電ができるため、充電にかかる時間の短縮につながります。
V2Hについて詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください。
V2Hの価格と設置費用は?補助金情報やおすすめ機種も解説 

外出先の場合 

自宅外で充電を行う場合は、商業施設はもちろん高速道路のSAやPA、コンビニなどに設置されている普通充電器や急速充電器を使用します。急速充電器は充電スピードが速いため、長距離移動時や家庭で充電できない時、すぐに充電を済ませられて便利です。
また、国によるカーボンニュートラルに向けた取り組みが進行中です。商業施設やマンション、企業の駐車場などに導入される充電ステーションには国からの補助金が出ることから、ますます増加すると予想されています。
EVの今後について気になる方は、以下の記事もおすすめです。
EV充電の未来は明るい!EV充電の現状と今後の展望を徹底解説  

EV設備には補助金が活用できる?

 EVを購入する際は、補助金が交付されます。では、家庭に設置する充電設備にも補助金は交付されるのでしょうか。国と地方自治体の2つの方面から解説します。 

国からの補助金 

2024年度、家庭用の充電設備は補助金の対象でしたが、2024年11月現在今年度分の予算を超えたため、申請受付を終了しています。そのため、自宅用に充電設備を購入する場合、全額自己負担になります。
2024年度の補助金申請受付は終了しましたが、来年度以降も補助金の対象になる可能性は高いでしょう。 

地方自治体からの補助金 

国からの補助金はなくても、地方自治体のなかには自宅用の充電設備に補助金を出しているところがあります。
例えば、北海道美深町では、充電設備の設置にかかる費用が30万円以上の場合、補助金を受けられます。ただし、補助金は工事費の30%以内とされ、上限額が60万円と条件付きです。また、茨城県つくば市では、V2Hシステムを設置する場合10万円の補助金を受け取れます。
EV充電設備を設置する場合は、あらかじめ、お住まいの地域で補助金が受けられるのか事前に確認しておきましょう。  

EV充電設備の設置費用

EVの充電設備を設置する場合にかかる費用は、種類によって異なります。 

  • コンセントタイプ
  • 普通充電器
  • V2H 

自宅に設置できる3タイプにかかる費用についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。 

コンセントタイプ  

コンセントタイプは設備1台の価格は数千円ですが、設置工事費に10万円程度かかります。依頼する会社にもよりますが、トータルでは20万円ほどかかるでしょう。
コンセントタイプの設置費用は、普通充電器やV2Hに比べるとリーズナブルです。ただ、充電ケーブルがないと充電できない点や、盗電のリスクというデメリットもあります。 

普通充電器

普通充電器の価格は5万円程度です。スタンドタイプは充電位置と建物が離れている場所へ多く設置されます。設備の価格に加えて工事費が10万円程度かかるため、トータル費用に30万~100万円程度見込んでおくとよいでしょう。
普通充電器はV2Hと比較するとリーズナブルなものの、コンセントタイプよりは高額です。なお、エクステリアとしての面も持つため、デザインにこだわるとより高額になる可能性もあります。 

V2H 

V2Hはバッテリー容量に応じて50万円から100万円と金額に幅があります。工事費用も100万円〜かかるため、予算をしっかり立てておきましょう。

補助金について

充電設備の導入に対して、補助金制度を利用できる地方自治体も存在します。法人やマンション管理団体・駐車場運営会社向けの制度が多いものの、自治体によっては個人宅を対象としている場合もあります。
また、コンセントタイプや普通充電器では補助金が受けられない地方自治体でも、V2Hは補助金の対象になっていることが多くあるため、最新の情報をリサーチしてみてください。

EV設備購入時の注意点

EVの充電設備を購入する際には以下のような点に注意してください。 

  • 対応車種を確認する
  • 工事費用の確認をする
  • 電気プランを変更する 

それぞれ見ていきましょう。 

対応車種を確認する 

 EV充電設備を自宅に導入しても、EVが対応車種でなければ充電ができません。購入する前に対応車種を確認しましょう。
充電設備はディーラーでも購入できます。例えば、ホンダはビックカメラと連携し、購入したEVに合う充電器の提案と設置工事のサービスを開始しました。初めてのEVや充電設備の設置に不安がある場合は、ディーラーでEVの購入と合わせて依頼するのもおすすめです。 

工事費用の確認をする 

 EVの充電設備を設置する際は工事費用がいくらかかるのか確認が必要です。充電設備は資格を持たずにDIYで設置することはできません。
電気工事は感電事故や漏電による火災事故などが発生する恐れがあるため、法令で禁止されています。設置するには「第二種電気工事士」以上の資格が必要です。必ず資格を持っているプロに依頼しましょう。 

電気プランを変更する 

 EV設備を設置すると、もともとの電気契約では容量が足りなかったり、設置前より電気代が上がったりする可能性があります。電気代を抑えるためには、事前に電気プランの変更を検討しましょう。
電力会社のなかには、EV充電設備を設置している方向けのプランもあります。電力会社によって料金設定や特典が異なるため、比較検討してライフスタイルに合ったプランを選びましょう。 

外出先での充電はMyプラゴがおすすめ

自宅に充電設備を設置するのには、時間やお金がかかります。そのため、外出先で充電がメインという方もいるでしょう。その場合はEV充電サービス「Myプラゴ」の「プラゴ定額」がおすすめです。
プラゴ定額」では、希望の充電ステーションを1つ登録することで、いつもの場所で充電し放題になります。また、アプリで予約をしてから充電に出かけられるため、確実に充電が可能です。加えて、決済もアプリ内で完結するため支払いもスムーズです。
プラゴ定額」の詳細は下記バナーをよりご確認ください。

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