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EV先進国ノルウェーでは「高速道路100kmごとに1200口以上」の急速充電器

EV | 2021.10.20

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EV先進国ノルウェーでは「高速道路100kmごとに1200口以上」の急速充電器

別の記事でも紹介しているとおり、ノルウェーは世界でも有数のEV先進国である。
その急速な進化の理由は、新車のEV販売に対する税制優遇だが、それだけEVが増えると別の問題も浮上してくる。インフラ網、具体的には充電器の整備だ。

日本国内では、まだまだ一般家庭には普及しておらず、カーディーラーやショッピングモールで充電をしているというEVユーザーも多いだろう。それがEV普及がもう1歩進まない理由でもある。

実はノルウェーでも、一般家庭へのEV充電器普及はまだ道半ば。それでもこれだけEVが普及し、多くの人が日常の足として使っているのはなぜか。
それは、公共空間でのEV充電器普及が非常にスピーディーだからだ。

たとえば、おなじみの「サークルK」。日本ではコンビニのイメージだが、ほかの欧米各国でもそうであるようにノルウェーでは「コンビニ」と「ガソリンスタンド」が併設された店として展開している。
ノルウェー国内で450ヶ所のガソリンスタンドを持つ同社は、そのうち90ヶ所で合計600台の急速充電器を持っているという。

また、ノルウェーEV協会は2017年に「主要幹線道路の50キロメートルごとに少なくとも2口の急速充電器を設置」という目標に向けて基金を設立、その結果、今ではノルウェーの高速道路100キロメートルあたりになんと1200口以上の公共急速充電器があるというのだから驚きだ。

日本でこのレベルのインフラが向こう数年で立ち上げられるか…といえばそれは難しいだろう。
ただ、PLUGOが推進する「目的地充電」や、住宅へのEV充電器設置の補助など他の方法でEV先進国の仲間入りができる道は残っているかもしれない。


SOURCE:EVのリアル、ノルウェーは街ごと スタンドから家まで

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TEXT:
塚岡雄太 ( Twitter / Instagram / Website )

PLUGO JOURNAL編集デスク。趣味はサイクリングと読書で、どこにでも自転車で現れるのでよく人を驚かせる。デジタルガジェットが好きで、IoTを活用したサステナブルな活動に興味を持っている。

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