PLUGO JOURNAL

EV用語辞典

V2H

ブイツーエイチ

V2H(Vehicle to Home)は、電気自動車(以下、EV)やプラグインハイブリッド車(以下、PHEV)などと、家庭で使用する電気を相互に活用できるシステムです。V2HはEVの充電器としてだけではなく、災害時や停電時などの非常用電源として活躍します。というのも、V2Hは、EVに蓄えた直流電力を家庭用の交流電力に変換して給電できるシステムだからです。

また、V2Hを使用して充電する際は、一般的な普通充電器よりも充電時間が短縮されるメリットもあります。一般的な充電器の出力が3〜6kWに対して、V2Hの出力は6〜9kWと出力が高いためです。

また、V2HはEVだけでなく太陽光発電と連系すると、エネルギーの自給自足につながります。近年の電気代の高騰を受け、エネルギーの効率的な活用は不可欠です。太陽光発電で作られた電気は、パワーステーション、V2H、EVへ交流に変換せず直流のまま送られます。電流を変換しないことでロスが抑えられ、電気の無駄が抑えられる点が特徴です。

V2Hは普通充電器と比べて価格が高い点や、設置費用がかかることがデメリットですが、国や地方自治体の補助金制度で導入の負担が抑えられます。2024年度のV2H導入に対するCEV補助金は、機器費が上限30万円、工事費が上限15万円でした。補助金額や補助を受けられる条件は年度ごとに更新されるため、最新の情報を確認しましょう。

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