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ミニバンEVはいつから日本で販売されるのか!|国内の状況を解説

EV充電 | 2025.01.15

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ミニバンEVはいつから日本で販売されるのか!|国内の状況を解説

「電気自動車(以下、EV)のミニバンを購入したい」「ミニバンEVって聞いたことがないな」と思っている方も多いでしょう。2024年12月現在、まだミニバンEVは日本では販売されていません。しかし、今後EVの普及が進めば、ミニバンをはじめラインナップの充実が期待できるでしょう。
当記事では、ミニバンEVの国内販売予測や、現在購入できるミニバンサイズのEVを紹介します。加えて、ミニバンの特徴や海外のミニバン事情など気になる疑問も解説します。ぜひ最後までご覧ください。 

ミニバンの特徴とは

EVのミニバンを見ていく前に、ミニバンとはどのような車かをおさらいしましょう。ここでは、ミニバンの特徴を3つ紹介します。 

大人数が乗れるワンボックスタイプの車 

ミニバンに厳密な定義はないものの、「3列シートがあるワゴンタイプの車」を指すことが多いです。3列シートがあれば、7~8人と大人数が乗車できます。
ガソリン車なら代表的な車種として、ホンダのステップワゴンや日産のセレナなどが挙げられるでしょう。大きいのに「ミニ」とついているのは、海外で標準サイズのバンよりも小型だからです。 

5つのサイズに区分される 

ミニバンは5つのサイズに区分されています。サイズ区分とボディサイズの目安、特徴は以下のとおりです。 

区分  サイズ (全長 × 全幅)  車種(メーカー) 
LLクラス  4,900㎜以上 × 1,850㎜前後  エルグランド(日産) 
Lクラス  4,800㎜前後 × 1,800㎜前後  オデッセイ(ホンダ) 
Mクラス  4,700㎜前後 × 1,700㎜前後  ステップワゴン(ホンダ) 
Sクラス  4,650㎜前後 × 1,750㎜前後  ノート(日産) 
SSクラス  4,200㎜程度 × 1,700㎜前後  フリード(ホンダ) 

 家族構成や使用方法に応じてチョイスしましょう。 

スライドドア採用車が多い 

多くのミニバンにはスライドドアが採用されており、子供やお年寄りがいる家庭で重宝しています。スライドドアがついていると、後部座席への乗り降りがしやすいためです。
加えて、スライドドアはボディの側面に沿って開くため、狭い場所でのドアの開閉がしやすく、隣の車にドアを当てるリスクも下がります。 

ミニバンEVの販売状況

ミニバンEVは2024年12月末現在、国内で販売されていません。ここでは、ミニバンEVの日本での販売状態について解説します。 

国内での販売は未定 

EVは維持費が抑えられるものの、性能の良さから同クラスのガソリン車と比較すると、車両価格の面で購入しやすい金額ではない傾向です。
現在のEVは、SUVや、価格を抑えやすい軽自動車から開発が進んでいます。特に、走行性が高いことや、空気抵抗が少なく電費がよいことも影響し、SUVタイプのEVに注目が集まっています。 

輸入車のミニバンEVも販売されていない 

欧州や中国など海外ではミニバンEVが販売されているものの、2024年12月現在、日本には輸入されていません。
例えば、スウェーデンの自動車メーカーボルボでは、2023年11月に新型EVミニバンを発表しましたが、発売されたのは中国からでした。 

今後日本にも⁉海外で販売されているミニバンEV

現在はミニバンEVが購入できないものの、海外のEVが日本へ輸入されることもあるかもしれません。ここでは、海外で販売されているミニバンEVを紹介します。 

ボルボ:EM90 

新車価格  81万8,000元 (日本円で約1,763万円)
※2024年12月末時点のレートで計算
航続距離  738km 
サイズ  全長:5,206mm
全幅:2,024mm
全高:1,859mm 
乗車定員  6名 

ボルボのEM90は、家族旅行とビジネスに快適な車内環境を提供する機能の2つの目的を果たす車として販売されています。全長5,206mmと日本で販売されているミニバンと比較すると大きい車体が特徴です。 

フォルクスワーゲン:ID. Buzz 

新車価格  6万4,581ユーロ (日本円で約1051万円)
※2024年12月末時点のレートで計算
航続距離  600km 
サイズ  全長:4,712mm
全幅:1,985mm
全高:1,951mm 
乗車定員  5名 

日本では「ワーゲンバス」の愛称で知られている「Type Ⅱ」のイメージをEVに落とし込んだミニバンEVです。床下を低くして車内でゆったりできるスペースを確保しています。2024年5月には、2列シートだけでなく3列シートも選べるようになりました。 

メルセデス・ベンツ:EQV 

新車価格  6万8,056ユーロ (日本円で約1108万円)
※2024年12月末時点のレートで計算 
航続距離  236~363km 
サイズ  全長:5,370mm
全幅:1,901mm
全高:1,928mm
乗車定員  6〜8名 

 日本でも見かけるミニバン「Vクラス」のEVバージョンがEQVです。ボディはVクラスと同様ですが、グリルやバンパーなどのデザインをEV仕様に変更しています。グレードによって乗車人数が異なるため、ライフスタイルに合わせて乗車人数のチョイスが可能です。 

日本で販売中の大型EV

2024年12月現在、ミニバンは日本国内では販売されていませんが、大きいサイズのEVは販売されています。以下では、現在日本でも販売中の大型EVを紹介します。 

日産:アリア 

新車価格  659万100円~
航続距離  460~640km
サイズ  全長:2,075mm
全幅:1,540mm
全高:1,210mm
乗車定員  5名

日産から販売されている、ミドルサイズのクロスオーバーEVです。SUVのようなボディやデザインながら、街乗りも堪能できる上質な走り心地が魅力といえます。乗車定員は5人とミニバンと比較すると小さいものの、狭さを感じることはありません。 

メルセデスベンツ:EQB 

新車価格  811万円~
航続距離  468~520km
サイズ  全長:4,685mm
全幅:1,835mm
全高:1,705mm
乗車定員  7名

メルセデスベンツのEQBは、アクティブさと高級感が融合している車種です。コンパクトSUVながら3列シートを備えており、最大7名で乗車できます。4WDのモデルの設定もあり、アウトドアが好きな方や積雪地に住んでいる方にぴったりな1台です。 

 テスラ:モデルX 

新車価格  1,416万9,000円~
航続距離  543km
サイズ  全長:5,057mm
全高:1,680mm
全幅:2,271mm
乗車定員  7名

 モデルXは、テスラの最高級モデルで3列シートがあります。国産車にはない大きなサイズは、ミニバンに匹敵します。加えて、フロント部分が荷室になるため、2,300㎏もの荷物を収納できる点もポイントです。 

メーカー別|ミニバンEVの未来

ミニバンEVの開発は、国内で全く進んでいないわけではありません。モーターショーでは試作品の発表が行われています。今後、EVの普及が進み、購入しやすいボリュームゾーンのEVが増えれば、ミニバンタイプのEVも登場するでしょう。 

日産 

軽EVサクラが人気を集めている日産は、JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023)で、EVコンセプトカーの第3弾となる「ニッサンハイパーツアラー」を発表しました。 ハイパーツアラーは、プレミアムミニバンEVと称され、未来的なデザインが採用されている車種です。 

ホンダ 

ホンダでは、2024年1月にアメリカ・ラスベガスで行われたCES 2024でコンセプトモデル「スペースハブ」を公開しました。スペースハブは、3列シート7人乗りのミニバンEVです。あくまで試作段階の車両のため、販売される際にはどこまでデザインが採用されるかは未定です。 

まとめ

当記事では、ミニバンEVについてまとめました。2024年現在、日本ではミニバンEVの販売はされていません。しかし、ミニバンは大人数が乗れたりスライドドア採用車が多かったり使い勝手が良い車の1つです。そのため日本でも、日産のアリアやメルセデスベンツのEQBなど、大型車種が販売されています。
海外で販売されている状況からも、今後はミニバンEVが日本でも販売されるかも知れません。EVを購入する際の選択肢の1つとしてミニバンが現れるのを楽しみに待ちましょう。 

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