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電気自動車(EV)の電欠とは?予防策と対処法を徹底解説

EV充電 | 2024.12.13

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電気自動車(EV)の電欠とは?予防策と対処法を徹底解説

電気自動車(以下、EV)の普及が進む中、電欠(バッテリー切れ)について不安を感じる方も多いのではないでしょうか?「充電が切れてしまったらどうしよう」という不安があると、EVでの遠出や長距離ドライブを躊躇してしまいます。
電欠を防ぐには、事前の計画と適切な充電管理がポイントです。具体的には充電ステーションを把握しておくことや、EVのバッテリーの特性をしっかりと知っておくことなどが挙げられます。
当記事では、電欠の原因や予防策、万が一の電欠時に備えるべきポイントをまとめました。EVでの生活をさらに快適にするために、電欠を回避して安心して運転できる方法をお伝えします。 

EVの「電欠」とは?

電気をエネルギーとするEVは、バッテリー残量がゼロになると走行できません。EVには走行のための駆動用バッテリーと、エアコンやオーディオなどに使用する補機用バッテリーの2種類が搭載されています。EVで走行するためには、その両方のバッテリーの残量があることが必要です。
電欠する前バッテリー残量がわずかににはなると、EVのディスプレイに警告灯が表示されます。車種によっては音声でのアナウンスやスマートフォンのアプリを通じて通知が送られることもあります。それらの警告やアナウンスに従って充電すれば、電欠する心配はまずありません。 

電欠させないために大切なこと

充電に不安を感じることなく快適なEVライフを送るためには、ガソリン車とは異なる工夫も必要です。ここではEVを電欠させないためのポイントを解説します。 

充電ステーションを把握しておく 

EVを快適に乗りこなすためには「充電計画」が欠かせません。充電計画とは休憩や食事の時間を充電にあてたり、ドライブの前にどこの充電ステーションを利用するかを検討したり、あらかじめ計画を立てておくことです。
自宅にEV充電設備を設置していない場合でも、よく利用する充電ステーションを決めておくとよいでしょう。行きつけの充電ステーションを決めると、充電料金がお得になるケースもあります。
例えばMyプラゴの「プラゴ定額」ではよく行く1施設の普通充電が980円で使い放題になります。急速充電のプランなら、月々3,980円で300分たっぷり充電し放題です(1度の利用は60分まで)。
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早めの充電を心がける 

バッテリー残量にまだ余裕があると思っていても、思いがけず渋滞に巻き込まれてバッテリーを消費してしまう可能性があります。走行以外にオーディオやエアコンの使用にもバッテリーは消費するため注意が必要です。
ガソリン車でも、夏場のクーラーの使用でバッテリーが上がることがあります。しかし、ガソリン車はエンジンの排熱を利用できるため、暖房が燃費に影響することはさほどありません。
ガソリン車と違って排熱のないEVは、暖房で車内を暖めるためのを使うには多くの電力が必要です。そのため冬場は他の季節に比べてバッテリーの消費が早くなることが考えられます。よりこまめな充電を心がけましょう。 

駐車時間を活用して効率的に充電する 

EVの駐車時間を効率的に利用して充電すると、充電のためにわざわざ出かけたり時間をつぶしたりする必要がありません。
買い物や食事、ドライブの休憩時間などもEVの充電に充てることができます。充電時間を他の用事と組み合わせられることが、EVとガソリン車との大きく異なる点です。充電時間を楽しむことはEVの醍醐味ともいえるでしょう。 

EVを長期間放置せず適度な稼働を 

ガソリン車同様、EVも駐車中に電力を消費しています。これはECU(エレクトロニックコントロールユニット)が車内の駐車中にも稼働しているためです。ECUは車内に搭載されたさまざまな電子機器を制御しています。
そのため、EVを長期間稼働せずにいるとバッテリー上がりを起こします。バッテリー上がりを防ぐためにも、EVは適度に稼働させましょう。 

電欠してしまったらどうする?対処方法3つ

電欠した際に適切な対処法を知っていると落ち着いて対応できます。万が一の事態に備えて、ぜひ覚えておきましょう。 

まず安全な場所に停車 

駆動用バッテリーの残量が少なくなると、EVのディスプレイにバッテリーの残量警告灯が点灯します。さらに残量が少なくなると出力制限表示灯が点灯し、出力制限モードに入ります。これはモーターに供給される電力が制限されて減速することもある危険な状態です。
万が一、もしも電欠のサインが出たからといって場合は、路上で停車すると二次災害の危険性が高まります。路肩のような安全な場所まで移動しましょう。 

JAFやその他ロードサービスに救援を依頼する 

電欠して動けなくなった場合、ロードサービスに充電を依頼できます。ロードサービスは独自で加入していなくても、自動車保険に付帯している場合があるため確認しておきましょう。
ロードサービスのJAFでは電欠の依頼を受けた際、多くの場合はレッカー車で最寄りの充電ステーションまでけん引で対応します。しかし2023年8月からは、EV充電器を搭載した車によるでの救援もスタートしました。このサービスは、けん引せずにその場で充電が受けられます。現在は主要都市のみで実施されていますが、対応範囲は徐々に拡大する予定とされています。 

V2V機器があれば他のEVからの充電が可能 

V2V(Vehicle to Vehicle)機器とは、可搬型EV充放電器です。
この機器を通せば、他のEVから充電を受けることもできます。V2V機器とは、可搬型EV充放電器です。
EVの普及に伴い、電欠に対応できるサービスも拡充する必要があります。近年はロードサービス業者以外にもタクシー会社が業界で初めてV2Vを導入し、給電サービスを開始しました。今後もさまざまな分野で給電サービスの展開が期待されます。 

意外と少ない?EVの電欠

ロードサービスのJAFによれば、EVの電欠での救援依頼は全体の約10%とのことです。EVが増えている中で意外と少なく感じますが、ここではその理由を解説します。 

EVバッテリーの大容量化 

2010年に発売された量産普及型EV「日産リーフ」のバッテリー容量は、当初、24kWhでした。航続距離も200km程度だったため、現在よりもEVの電欠リスクは高かったといえるでしょう。
現在、普通車EVの多くがバッテリー容量40kWhを超えています。日産リーフを例に挙げると、バッテリー容量は40kWhで航続距離も400km(JC08モード)と、2010年当時に比べて大幅に延びました。バッテリー容量が増えて頻繁に充電する必要がなくなったことが、EVの電欠が減少した理由の一つです。 

細やかなアナウンス 

EVはバッテリー残量が少なくなった際の警告はもちろん、充電ステーションへのナビゲーションも充実しています。細やかなアナウンスにより「うっかり電欠した」という状況を招くことが、もはや難しい状況です。
Myプラゴ」の「充電ルートナビ」を利用すれば、バッテリー残量はもちろん、道路の勾配を考慮した充電ステーションまでの最適な経路をナビゲーションしてくれます。 
EVライフの充電計画|EVで長距離ドライブを安全に楽しむ方法 

 充電ステーションの拡充 

EV充電器は全国に普通充電・急速充電合わせて全国に約4万口の充電設置されています(2024年3月末時点)。
普及先ほどの量産型EV「日産リーフ」が発売された2010年は、普通充電・急速充電合わせても約2,700口の充電器しか設置されていませんでした。当時と充電ステーションの事情が大きく異なることも、現在電欠が減少している理由に挙げられるでしょう。
経済産業省は、2030年までにEV充電器を30万口まで増やすことを目標に掲げました。今後、EVが普及するにつれて充電ステーションはますます拡充するでしょう。 

まとめ

EVの電欠は、適切な予防策をとることでほとんど避けられます。充電計画をしっかり立て、充電管理を意識しましょう。また、万が一の事態に備えてロードサービスに加入することもおすすめです。電欠のリスクを理解し対策を講じて、より快適で安全なEVライフを楽しみましょう。 

 

 

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