脱炭素社会に向けて電気自動車(以下:EV)の普及を促進するため、国内ではガソリン車の新車販売を2035年までに終了する予定です。しかし、日本ではかねてから充電ステーションなどインフラの不足がEV普及の妨げになっているといわれています。
政府は2030年までに国内の充電設備を30万口まで増やすことを目標にしており、2024年3月時点で、全国の充電ステーションは2万1,549箇所にまで増えました。(参照:GoGoEV)この数は全国のガソリンスタンドの数(2万7,963箇所)に近づきつつあります。とはいえ、街中でEVを見かける機会は、まだまだ少ないのが現状です。
EVの購入を検討しはじめたものの「充電できる場所がなくて、途中で止まってしまったらどうしよう」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな不安を解消してくれるのが、充電ステーションがある場所の検索やEVユーザーのサポートを行う「EV充電マップアプリ」です。
この記事では、EV充電マップアプリの機能の紹介や選び方をはじめ、アプリの活用術を解説します。ぜひ参考にしてください。
EVの充電はどこでできる?
EVライフに充電は欠かせないものです。最近では、住居以外でも人が集まる場所に充電スポットの設置が増えています。
ここでは外出先で充電が可能な施設をいくつかご紹介します。
複合商業施設
ショッピングモールやスーパーマーケットなど、複合商業施設でのEV充電の需要は高く、EV充電器を設置する施設は全国で見られます。
複合商業施設では充電中に時間を有効活用でき、施設側にとっても集客力を高められることがメリットです。
またEVユーザーにとってもメリットが大きく、以下の効果が考えられます。
- 充電中に買い物や食事休憩ができる
- 施設の滞在時間が増え、購買力が増加する
このようにEV充電器の設置はEVユーザーの行動に大きな影響を与えます。
複合商業施設におけるEV充電器の設置は、EVの普及促進に大きな効果があるといえるでしょう。
カーディーラー
多くのカーディーラーにはEV充電器が設置されています。EV充電器の併設は、カーディーラーがEV販売に力を入れていることを示しており、顧客にEVの存在をアピールできます。
また、顧客の定期的なEV充電器の利用は、利便性の促進とEVの普及効果が期待できます。
カーディーラーに設置されている充電器は、乗っているメーカーに関わらず利用が可能です。主に急速充電器の出力や台数、設置状況はカーディーラーによって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
道の駅
現在、全国に約1,180箇所ある道の駅のうち、EV充電器が設置されている箇所は760箇所以上にのぼります。
主に食事や休憩場所として利用される道の駅では、滞在中にEVの充電できるとより便利で、長距離の移動も安心です。
道の駅に充電器の設置が進むことでEVユーザーの利用が増えれば、地域経済の活性化に繋がる効果も期待できるでしょう。
SA・PA
高速道路を利用する際はSA・PAで充電する機会が増えます。休憩や食事のついでに充電ができる利便性の高さがメリットです。
EVは高速走行でバッテリーに負担がかかることも考えられるため、実際に走行できる距離は、カタログに記載された航続距離より短くなることがあります。走行距離だけで判断せず、SA・PAで休憩する時間を上手に利用して充電することが大切です。
SA・PAでは急速充電器が主に設置されており、短時間で効率的な充電が可能ですが、時間帯や設置場所を考慮し、余裕を持った充電計画を立てるようにしましょう。
また、充電器の利用の際にはマナーを守り、他のEVユーザーへの配慮を心がけましょう。
スーパー・コンビニエンスストア
スーパーやコンビニエンスストアに設置されている充電器は、EVの普及に伴い重要なインフラとして注目されています。
店舗に充電器を設置することにより、顧客は買い物をしながらの充電が可能となり、利便性が向上します。
スーパーやコンビニエンスストアは短時間での滞在が多いため、急速充電器を設置すると効果的です。
一方で普通充電器は設置コストが低く、10キロ程度の航続距離であれば短時間で充電できます。よって普通充電器でも十分にEVユーザーによる利用が見込めるでしょう。
普段利用するスーパーに充電器があればEVユーザーの利便性と満足度が上がり、店舗側も顧客の集客が期待できることから、双方にメリットがあります。
充電マップアプリの主な機能
EVユーザーにとって各地の充電ステーションが検索できる「充電マップアプリ」は欠かせません。EV充電器の設置増加に伴い、さまざまな機能を搭載したアプリが提供されています。
この項目では、充電マップアプリでできることやアプリの選び方のポイントを解説します。
目的地までの充電ステーション検索
長距離ドライブ時など土地勘のない場所では、あらかじめ充電ステーションがどこにあるかがわかると安心です。
充電マップアプリの検索機能では、出発地から目的地までの途中にある充電ステーションを地図上に表示します。
また目的の充電ステーションまでのナビゲーション機能があれば、他のアプリを使う手間も省けます。
アプリを選ぶポイントとして、特定のメーカーの充電器などを探すなどの絞り込み機能が搭載されているものや、操作がわかりやすくユーザーフレンドリーな設計のアプリを選ぶと、より便利で快適に使えるでしょう。
ユーザー認証
充電ステーションの利用にあたっては、利用内容に応じて決済をするためにユーザー認証が必要です。
ユーザー認証は、主に以下の方法で行われます。
- 充電カードの利用
充電カードは、EV充電のユーザー認証と支払いを円滑に行うための主な方法です。事前に個人情報やクレジットカード情報を登録しておくことで、充電時の手続きをスムーズに行うことができます。
また、eMPネットワーク加盟の充電カードでは、全国13,000カ所の充電器の利用が可能です。
充電カードは月額料金がかかりますが、頻繁に利用するのであれば会員価格でお得になるでしょう。
- アプリでの認証
スマートフォンアプリを使用した認証方法もあります。実際に「Myプラゴ」を始めとしたサービスでは、アプリ1つで認証から決済まで可能です。 充電もアプリ内の簡単な操作で行えます。
アプリによる認証は簡単かつ、スマートフォンだけで完結できるのがメリットです。
充電料金の決済
EV充電料金の決済方法は、近年多様化が進んでいます。
クレジットカード決済
多くのEV充電決済では、アプリにクレジットカード情報を事前に登録することで、充電時にスムーズな決済が可能です。その都度カード情報を入力する手間が省け、利便性が向上します。
QRコード・バーコード決済
クレジットカードに加え、QRコードやバーコードを利用したスマートフォン決済にも対応する充電器が増えています。現金やカードを持ち歩かなくても、スマートフォン1台で簡単に支払いが可能となりました。
充電器の利用状況の確認
EV充電ステーションの利用状況は、事前に確認できると便利です。
充電アプリによっては、充電器が他の人に使われているかどうかが表示されており、時間の効率化に繋げることができます。
このように、充電アプリひとつとってもさまざまな機能の違いや特徴があります。それぞれの充電アプリの機能を比較しながら、ご自分のEVライフに合ったアプリを探してみてください。
MyプラゴでEVライフがさらに快適に!
ここでは、プラゴが提供する「Myプラゴ」をご紹介します。
「Myプラゴ」は、全国の充電ステーション情報を網羅しており、充電ステーション検索はもちろん、充電器の利用状況確認や、充電器の取り置きなど、EVライフをサポートする便利な機能が満載です。
月額980円で普通充電が充電し放題
「Myプラゴ」の特長のひとつが、月額980円で普通充電が使い放題できる定額プラン「普通充電し放題」です。プラゴの充電ステーションからよく行く施設を1つ登録しておくと、回数を気にせず何度も充電できます。
Myプラゴの「普通充電し放題」は、アプリから手順に沿って希望の充電ステーションやプランを選択、支払い情報を入力するだけで登録完了です。
「プラゴ定額」はあなたの自由で快適な充電環境を提供します。
便利な60分予約機能
「Myプラゴ」では、充電ステーション利用前に最大60分間充電器を取り置きできる機能があります。ステーションに到着してから充電待ちをする必要がなく、到着後すぐに充電できます。
「充電しようと思ったら、他の人が充電器を使っていた…」ということもなく、効率的で確実な充電が可能です。
充電時間を有効活用
プラゴの充電器はイオンやニトリなどの複合商業施設に多く設置しています。ただ充電のために外出するのではなく、時間を活用できるのが魅力です。
Myプラゴの定額プラン「急速充電バリュー」(3,980円/月)なら、お買い物の間に30分〜1時間ほどで十分に充電ができます。
充電中はショッピングや食事などご自分の時間を有効活用でき、豊かなEVライフの実現をお約束します。
まとめ:充電マップアプリのサービスは今後ますます拡大
EVの普及に向けて、国内における充電ステーションの一層の増加と、充電マップアプリの機能の拡大と充実が今後のカギとなるでしょう。
EV充電マップアプリは、EVユーザーにとって必須のツールです。ご自分にぴったりのアプリを見つけて、より快適なEVライフを送りましょう。
プラゴのアプリ「Myプラゴ」は、充電ステーションの検索から充電経路を考慮したルートナビ、決済までをワンストップで行える非常に便利なアプリです。ぜひ一度お試しください。