街中で献血のお願いを見ることがよくある。
「献血=血が必要などこかの誰かの役に立つこと」というのは頭ではわかるが、本当にこの血がその「どこかの誰か」に役立っているのだろうか?
そのような疑問に寄り添った、画期的な取り組みがスウェーデンで行われている。
Swedish Blood Donors Receive Texts when Donations are Used | http://t.co/Qw7zGXw1gL | #IOT #InternetOfThings pic.twitter.com/2Rp7k2T1uE
— 👍🏼 THIS GUY 👍🏼 (@thisis_the_guy) June 29, 2015
まず献血をすると、すぐに「献血してくれてありがとう!」という内容のテキストメッセージが自動で献血者のスマートフォンに送られてくる。
これだけでも社会貢献できた喜びを感じられるが、ポイントはそのあと。
後日、献血した血が誰かに実際に提供されると、再度テキストメッセージで「あなたの献血してくれた血がちゃんと必要な方に使われました。ご協力感謝します。」という内容が届くのだ。
献血をして終わり……ではなく「自分の行為によって助かった人がいる」ことが実感できる仕組みになっていることで、より「どこかの誰か」のために自分が貢献できた喜びが実感できるだろう。
このように、自分の善意が実際に良い結果に結びついたことを実感できると、人はまた進んで善意を提供することができる。その行為と結果の循環は、理想的な持続可能性を生み出すきっかけにもなりうるだろう。
たとえば、リサイクルBOXに不要な服を入れたら後日それが「工場清掃用の布に生まれ変わりました!提供してくれてありがとう」などと一言くるシステムなどがあっても楽しいかもしれない。
スウェーデンのこの先鋭的な取り組みは、献血だけではなくきっとさまざまな場所で応用できるはずだ。
SOURCE: Swedish Blood Donors Receive Texts when Donations are Used