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平日毎日、正午に世界のサステナブルニュースを配信しているPLUGO JOURNAL。3月に公開された22本の記事から特に注目度の高い5本をセレクトしてお伝えする。
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気候変動に対応、オランダのサステナブルな水上住宅
まずは「水の都」とも呼ばれるオランダ・アムステルダムの住宅に関する記事から。
ご存知のように国土の多くを干拓地が占めるオランダでは海抜よりも低い位置にも住宅が建っており、地球温暖化の影響による高潮や高波がもたらす被害に警戒を強めている。
しかし、その方法はユニークだ。堤防や盛り土による人工高台でもない。
「自然に身を委ねることで、自然から身を守る」という方法をとったオランダの事例をぜひ記事で確認してほしい。
サステナビリティとは、自然の力をコントロールすることではなく、人間側が適応することで叶えられるのかもしれないと気付くだろう。
自転車をもっと身近に。Bike kitchen という新しい試み
オランダと言えば、都市部の高低差が小さいため自転車文化が広く浸透していることでも有名だ。
ここ日本でも、コロナ禍の影響で通勤や普段の移動を自転車に切り替えたという人も多いだろう。実を言うと私自身もそうで、これまでタクシーや電車を使っていた場面のほとんどを自転車に切り替えて2年ほどになる。自分自身をウイルスから守る意味ももちろんあるが、炭素排出ゼロの乗り物を使っているという満足感も高くお気に入りだ。
しかし、こうして日常的に自転車を使うようになると気になるのが、そのメンテナンス。
数百のパーツで構成されている自転車をいつでも快適に乗り続けるのは、意外とそう簡単なことではない。
そこで役立つのが、この「Bike Kitchen」だ。多くが非営利団体によって運営されている自転車のメンテナンスステーションだ。
この取組みを取り巻くユニークでサステナブルな仕組みはぜひ、記事で確認してほしい。
インド名物の「リキシャ」もEV化 バッテリー交換式で高効率
「日常の足」にまつわる記事をもう一つ。
インドに行ったことのある人であれば、町中を爆走する「オートリキシャ」が印象に残っていると思うが、いま現地ではそのEV化が急速に進んでいる。
しかし、問題となったのが充電インフラの整備だった。充電ステーションを作るにはインドの都市は過密すぎるのだ。
そこで採られた方法が面白い。充電の切れた「Eリキシャ」が再び走り出すために必要な時間はたったの5分、しかも過密都市にも対応した方法が開発され、一気にEV化が進んでいるのだという。
普通は30分〜1時間はかかってしまうEVの充電をそこまで高速化したソリューションとは…。
日本でも「レベル4」の自動運転実現へ 法改正案を閣議決定
移動手段のEV化は、ここ日本でも急速に進んでいる。
インドと同じく充電インフラ整備にはまだまだ課題を抱えたままだが、一方で未来を見据えたこんな法案が閣議決定された。
それは「レベル4」の自動運転実現だ。
自動運転は自動化する内容によってレベル分けされているのだが(この点は記事で詳しく解説している)、レベル4からは、私たちが思い描いていた完全自動運転にかなり近いものとなる。
低炭素社会だけでなく、交通の安全や地域社会の持続性にまで影響するこの重要法案について、ぜひ記事で内容を確認してほしい。
違法な漁業に立ち向かい、海を再生する海底彫刻美術館
最後は、違法漁業に「美しく」対抗するイタリアのニュースを紹介しよう。
イタリア・トスカーナ州の食で有名なのは豪快な肉料理だが、その沿岸は豊かな漁場にもなっている。だが、それだけに違法操業するトロール船の被害が絶えない。
海底の網を船で曳くトロール漁は効率よく多くの海産物が採取できる一方、海底の沈殿物を巻き上げてしまうため海中が酸欠状態となり生態系への影響が大きい。そのため、操業できる範囲や船舶数には制限がかけられれているのだが、なかなか守られないことが悩みのタネだった。
そこで採られた方法は「さすが、ミケランジェロを生んだ国!」と喝采したくなるような「美しい」方法。多くの読者はきっと気付いているとは思うが… その美しい光景を記事でぜひ見てみてほしい。