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PLUGO JOURNAL COMICS ― EVを見る目が変わるかも? 意外な一面

PERSPECTIVES | 2022.03.01

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PLUGO JOURNAL COMICS ― EVを見る目が変わるかも? 意外な一面

EVは、ただ車の動力が燃料から電気になっただけではありません。内燃機関を持たないことでエンジンルームの体積を節約できたり、そのおかげで様々なハイテク機器が導入できたり…と、実際に乗ってみるとその違いに驚きます。

そう、たとえばこんな違いも…


拝啓イーロン・マスク様

拝啓、イーロン・マスク様。

あなたは常夏のロサンゼルスにお住まいですが、いま日本には美しい秋が訪れていますよ。
あなたの作った車に乗って、週末に「紅葉狩り」に出かけるのが楽しみです。あ、もしかしたらご存知ないかもしれませんね。
でも、きっと気に入って頂けると思います。日本にいらした際には、ぜひ。

そうそう、先日、Twitterであなたが日本のアニメの大ファンだということを知りました。
1人の日本人として誇らしいです。

でもなんで、どうして…、あなたの作った車のディスプレイは「縦」なんですか?

あなたが大好きなジャパニメーションを、あなたの作った車で見る時、私は少しばかりの疑問を禁じえません。
こんなに大きくて立派な画面があるのに「縦画面」じゃ台無しです…。

イーロン・マスク様。あなたが本当のアニメ好きだというのなら、次は16:9の4Kディスプレイを搭載してください。
日本でも完全自動運転が法的に認められた暁には、一緒にお気に入りの「攻殻機動隊」を迫力の大画面で見ながら紅葉狩りににでも行こうではありませんか。

草々。


回生ブレーキの使い方

多くのEVには「回生ブレーキ」が搭載されています。

簡単に説明すれば、下り坂など「タイヤは回っているけどモーターは止まっている」という状態のときに、タイヤの回転を利用してバッテリーを充電する仕組みのことです。

……と、いうことは充電の切れたEVを別の車で牽引してもらえば充電ができるのでは?
海外では実際に実験した人もいたようです。結果は動画をどうぞ。


EVの「顔」の秘密

もともとの予定なら今頃は生産が開始されていたはずだった、Tesla Cybertruck。

直線的で宇宙船のようなフォルムが特徴的な完全EVのピックアップトラックですが、なにより印象的なのがその「顔」ですね。レトロフューチャーなアンドロイドのような顔をしています。

この「顔」は車の印象を大きく決定づける要素です。

ワーゲンの顔、ボルボの顔、レクサスの顔、BMWの顔…なんて言われるくらい、それぞれに特徴的な顔を持っています。
EVの場合には、その「顔」を構成する大切な要素のひとつ「フロントグリル」を省くことができるため、こんな独特のデザインが可能になっていることはご存知でしょうか。

その理由は、御存知のとおり内燃機関を搭載していないから。
外気を取り込んで燃料を燃焼させる必要がなく、またモーターはエンジンほど熱を持たないので冷却用の外気も不要なため、フロントグリルを排除した「新しい車の顔」を作ることが可能なんです。

EVのデザインを並べてみると、あえてフロントグリルを付けている車、フロントグリルを省いて新しいデザインに挑戦している車があることに気づくと思います。新しい視点でEVのデザインを楽しめるようになるかもしれませんね。

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ILLUST:
ひらのんさ ( Website )

島根県出身、東京都東大和市在中。子供の頃から絵が描くのが好きで、漫画家を目指し上京するも挫折し、グラフィックデザインの道へ。どうしても絵を描く仕事がしたく、2010年に独立。現在はフリーのイラストレーターとして、イラストに「少し面白い」を混ぜながら、web、書籍を中心に奮闘中。

TEXT:
塚岡雄太 ( Twitter / Instagram / Website )

PLUGO JOURNAL編集デスク。趣味はサイクリングと読書で、どこにでも自転車で現れるのでよく人を驚かせる。デジタルガジェットが好きで、IoTを活用したサステナブルな活動に興味を持っている。

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