PLUGO JOURNAL
EVオートキャンプは、楽しみたいことだけ楽しめばいい

02

EVオートキャンプは、
楽しみたいことだけ、楽しめばいい

ついに目的地のウォーターパーク長瀞に到着。
私にとって初めてのEVオートキャンプで決めたルールは1つだけ。
「楽しみたいことだけを、楽しむ」

地元食材を仕入れて、キャンプ地へ

事前にリサーチしていた、地元食材が手に入る「道の駅 みなの」と「フジマート長瀞店」に寄って、予約しておいたキャンプ地のウォーターパーク長瀞に到着。
Tesla Model Xの積載力に物を言わせて、私の愛車である折りたたみ電動自転車も連れてきている。
実はこれが、私にとって初めてのEVオートキャンプだ。決めたルールは1つだけ。

「楽しみたいことだけを、楽しむ」

静かな川辺に響く
夜を迎える準備の音

長瀞と言えば、夏はライン下りに川遊びと一大観光地になる。
しかし、冬になればこのとおり。キャンプ場にも私を含めて3組ほどしかおらず、川の水が流れる音と私がペグを打ち込む音だけが響いている。
冬のキャンプに長瀞を選んだのは、この静けさを求めてのことだ。しんしんと下がっていく気温、川の音、そして夕日だけが私とともにある。

電気の力も
借りながら、
夜を待つ

EVキャンプ最大の魅力は「超大型のバッテリーがつねに傍らにある」ということ。
持参したモバイル電源と組み合わせて、自動調理器や電気ケトルも使いながら夕食の準備を進めていく。
もちろん、焚き火で調理をすれば、それはそれで趣があることは、私も知っている。
でも今回のルールは「楽しみたいことだけを、楽しむ」。慣れない焚き火調理で失敗するよりも、埼玉県名産の深谷ねぎを入れたクリームシチューを自然のなかで楽しむことを優先したい。

火を起こして、
静かに夜を待つ

自動調理器で夕食を作りながら、暖をとるためにも火を起こす。
それならば、と取り出したのは埼玉県産ブランドポークのベーコン。スキレットで焼きながらシチューの仕上がりを待つ。
電気に任せられるものは電気に、と大胆な選択ができるのはEVキャンプならでは。
もちろんキャンプの醍醐味でもある焚き火も楽しめる。

焚き火とスキレットの組み合わせは、実現したかった「キャンプの醍醐味」のひとつ。
焚き火とスキレットの組み合わせは、実現したかった「キャンプの醍醐味」のひとつ。

冬の寒さを
楽しむ余裕を
手に入れた

自動調理器に任せっぱなしだったシチューが完成。もちろん、失敗はない。
地ビールを開けて、楽しい冬の夜が始まった。
私には、キャンプでのカレー作りに大失敗した苦い記憶がある。鍋ごと丸焦げにしてしまい、文字通り苦い思い出だ。
そういう失敗も楽しみのひとつ…と言えるほどは大人でない私にとって、EVキャンプによって得られる心の余裕は本当にありがたいものだ。

温かい夜が
更けていく

シチューで温まり、焚き火にあたりながら静かな時間を過ごす。
ここで、今回のEVキャンプで絶対にやりたかったことを実行に移した。焚き火で温めた熱燗だ。
大きめのポットを火の中に入れて湯を沸かし、その湯で直接、地酒の瓶を温める。
もちろん電気ケトルで温めてもよかったが、こればっかりは焚き火が画になる。まさに「楽しみたいことだけを楽しむ」のルール通りの夜になった。

生原酒を熱燗にしてしまうのはもったいないが…。

TRIP ROUTE

マップをクリックすると別ウィンドウが開きます

  • A

    花園インターチェンジ

    ウォーターパーク長瀞は花園インターチェンジから車で約30分ほどで到着します。

    GOOGLE MAP
  • B

    道の駅 みなの

    農産物直売所 8:30〜17:30 / レストハウスみなの(食事処)11:00〜17:00

    埼玉県秩父郡皆野町大字皆野3236-35

    0494-62-3501

    EV用普通充電器が2基設置されています。

    GOOGLE MAP
  • C

    フジマート長瀞店

    9:00〜22:00

    埼玉県秩父郡長瀞町本野上704-1

    0494-69-2078

    GOOGLE MAP
  • D

    ウォーターパーク長瀞

    埼玉県秩父郡皆野町金崎1918-1

    0494-62-5726

    GOOGLE MAP

TEXT:
塚岡雄太 ( Twitter / Instagram / Website )

PLUGO JOURNAL編集デスク。趣味はサイクリングと読書で、どこにでも自転車で現れるのでよく人を驚かせる。デジタルガジェットが好きで、IoTを活用したサステナブルな活動に興味を持っている。

SHARE